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「未病」ってなに?ちょっとした不調こそ薬膳の出番

薬膳

朝起きてもなんだか疲れが抜けない。
風邪をひくほどじゃないけど、頭がぼんやりする。
そんな「病院に行くほどじゃない不調」、あなたにもありませんか?

薬膳や東洋医学では、そういった状態を「未病(みびょう)」と呼びます。
そして、まさにその“未病”の段階こそが、薬膳の力の見せどころ。
今回は、「未病」とは何か、どう整えるのかを薬膳の視点でわかりやすく解説します。

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「未病」ってどういう意味?

未病とは、中医学の古典『黄帝内経』にも登場する概念で、
文字通り「まだ病になっていない状態」を指します。

つまり、はっきりとした病名がつかないけれど、
放っておくと病気に進んでしまうような体のサインのこと。
具体的には以下のような状態が含まれます:

  • 慢性的な疲れやだるさ
  • 冷えやのぼせ
  • 便秘や下痢をくり返す
  • イライラ・不眠
  • 食欲が不安定
  • 生理前の不調(PMSなど)

未病の段階でケアをすることで、本格的な病気になる前に体を整えることができる
——それが薬膳の強みです。

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なぜ「ちょっとした不調」こそ見逃せないの?

現代の生活は、育児・仕事・家事と忙しさの連続。
ついつい自分の体調の変化には目を向けにくく、
「まぁ大丈夫」「気のせいかな」とやりすごしてしまいがちですよね。

でも、薬膳の考え方では「ちょっとした不調」こそが体からの大事なサイン。
体のバランスが少しずつ崩れている証拠であり、それが積み重なるとやがて「病気」という形になります。

だからこそ、未病のうちに「立ち止まって、自分を整えること」が大切なのです。

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薬膳でできる!未病ケアのヒント

薬膳の基本は「食べ物で体を整える」こと。
難しい知識がなくても、日常の中でできる小さなことからスタートできます。

1. 今の自分の体質を知ろう

まずは「自分がどんな未病状態か」を知ることが第一歩。
前回の記事で紹介した「痰湿」や「気虚」「血瘀」などの体質をチェックしてみましょう。
タイプによって、向いている食材や避けた方がいいものが異なります。

例:冷えが強い「陽虚タイプ」なら、温める作用のある食材(生姜、ねぎ、羊肉など)を。

2. 季節の変化に合わせる

未病ケアにおいて、季節のリズムに合わせて体を整えるのも大切です。
例えば、梅雨どきには湿気で体が重くなる「痰湿タイプ」が増える傾向が。
そんなときは、とうもろこしやはとむぎ、緑豆などの「湿を出す」食材がおすすめ。

3. 無理せず、でも毎日「整える習慣」を

薬膳は特別な料理じゃなくて大丈夫。
例えば、朝起きて白湯を飲む、夜は冷たいものを避ける、というような小さな工夫でもOKです。

「未病」を意識することは、自分の体と優しく向き合うこと。
忙しい毎日だからこそ、自分を後回しにしない習慣を持つことが、未来の健康につながります。

まとめ|薬膳は“ちょっと不調”の味方

薬膳は、「未病=なんとなく不調」の段階でこそ真価を発揮する知恵です。
私自身も、育児や年齢による体調の変化を感じる中で、薬膳を学び始めた一人。
だからこそ、同じように「なんかしんどいな」と感じている方に、
薬膳という選択肢を届けたいと思っています。

体に寄り添う薬膳を、少しずつ日常に。

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