最近、朝起きたときに「疲れが残ってる…」「寝たはずなのに重だるい…」と感じること、ありませんか?
以前なら朝が弱いのは「夜更かししたから」「寝不足だから」と理由が明確だったのに、
今は早めに寝ても、しっかり寝ても、なぜか疲れが取れない。
そんな“朝つら現象”が増えてきたら、薬膳的に見直すサインかもしれません。
薬膳では「朝がつらい=エネルギー不足」の可能性
薬膳では、疲労感や朝のだるさは主に「気(エネルギー)」や「血(栄養)」の不足が関係すると考えます。
特に、朝のだるさややる気の出なさは
- 気虚(ききょ):エネルギー不足
- 脾虚(ひきょ):消化吸収力の低下
- 腎虚(じんきょ):加齢や慢性疲労の蓄積
といった体質が背景にあることが多いです。
【タイプ別】あなたの“朝つら”の原因はどこから?
① 気虚タイプ:エネルギーが足りない
- 朝起きてもやる気が出ない
- 一日中だるい、集中できない
- 声が小さくなった気がする
こんな人は「気(き)」が足りていない状態。
エネルギーの源が少ないと、朝から動き出すパワーが出ません。
おすすめ食材:
・山芋
・かぼちゃ
・鶏肉
・豆類
・もち米
・長ねぎ(白い部分)
→「甘み」のある穏やかな食材で、体にエネルギーをチャージしましょう。
② 脾虚タイプ:食べたものがエネルギーにならない
- 朝食後に眠くなる
- 食欲がない・胃が重い
- 甘いものがやめられない
“脾(ひ)”は消化吸収をつかさどる臓器。
脾が弱っていると、食べたものがうまく「気」や「血」に変換できません。
おすすめ食材:
・はと麦
・さつまいも
・かぶ
・しょうが
・なつめ
・きのこ類
→「脾を助ける温かくてやさしい食材」を朝食にとりいれて。
③ 腎虚タイプ:根本的な“体の土台”が弱っている
- 夜中に何度も目が覚める
- 足腰がだるい
- 白髪や肌の乾燥が増えた
腎は“先天の本”といわれ、生命力の貯蔵庫。
年齢とともに腎が弱ると、回復力や代謝が落ちて、寝ても疲れが抜けなくなります。
おすすめ食材:
・黒ごま
・黒豆
・くるみ
・えび
・山芋
・なつめ+クコの実
→腎を養う「黒い食材」「ナッツ・根菜」を朝ごはんやおやつに活用してみて。
朝が変わる、暮らしのヒント
食事以外でも、以下のような“ゆるやかな朝養生”をとりいれることで、朝のだるさが少しずつ変わっていきます。
- 朝はぬるめの白湯を一杯
- スマホではなく朝日を浴びることから一日を始める
- 朝食はあたたかいスープ系を
- 冷えたままの体を、布団の中で伸びたり指先を動かして起こす
- 睡眠時間より「質」を意識する(寝る前のスマホ断ちなど)
「なんかつらい朝」に優しいまなざしを
朝がつらいと、「今日も一日しんどそう…」と気持ちまでどんよりしてしまいますよね。
でもその不調は、「休んで」「整えて」という体からのメッセージ。
薬膳は、そのメッセージをやさしく読み解く手助けをしてくれます。
いきなり完璧を目指さなくていい。
まずは、自分の朝をちょっとだけ観察して、いたわってみることから始めてみませんか?
今日の朝を、少しラクにする薬膳の知恵を、お守りのように使っていただけたらうれしいです。


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